中市本店 | 営業情報 |
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所在地 | 川越市幸町5-2 |
営業時間 | 10:00~19:00 |
定休日 | 水曜日 |
HP | 中市本店 |
蔵の街並の中間にあたる幸町に、長い行列を作る乾物専門店の中市本店があります。
店頭では、専門店の自慢のかつお節やいわし節と埼玉県産コシヒカリを使った、「ねこまんま焼きおにぎり」が、その香り高さと素材の旨みから川越の一大ブームとなっています。そして、とってもリーズナブル!
焼かれた醤油とかつお節の何とも食欲をそそる香りで、実際にアツアツのおにぎりを食したときに感じる乾物の味の濃さに観光客のみならず、地元住民でさえ列に交じって買い求めるほどのシンプルながら他では味わえない名品となっています。
店頭の豆炭を敷いた七輪でじっくりと焼き上げたおにぎりにダシ醤油と塗って、再度しばし焼き上げる。そして、焦げ目がついた頃に大量のかつおぶしをこれでもかいうくらいにのせてくれます。
この組み合わせが旨くない筈がありません!手渡された瞬間から漂うかつお節と炭火の香ばしさ。熱々の状態で一口噛むと、醤油とかつおぶしの塩味が表面のカリッとしたおにぎりと絶妙なハーモニーを奏でます♪
かつお節も噛めば噛むほどの磯の香りと共に味わいがでてきて、これはならんでも食べる価値のある川越名物納得の一品です!ただ、残念なことにこの日は風が強く上にのせられた、かつおぶしが幾分飛んでいってしまったので、実際は写真よりもかつお節が乗ってたりもします♪
かつおぶしに特に注目が集まりがちなのですが、もうひとつのいわしぶしのおにぎりももちろん絶品です。
雪のように散らされたたっぷりの鰯節から磯の香りが漂い、こちらも一口食べると鰯節の風味とお米の相性が素晴らしいの一言!個人的にはいわしぶしおにぎりの方が塩気もあって好みかもしれません。
ちなみに鰯節はそのままのものではなく、エグみのもとになる頭とハラワタを取り除いたものを使っているそうです。たしかにこの鰯節はあのいわし独特の臭みもなく、ハラワタの苦みも感じない。純粋に魚の旨味をお米と一緒に味わう感覚です。臭みがないので、子供でも食べやすいかもしれませんね!
2009年頃からこの新たな川越の名産は生まれ、今なお変わらず不動の人気を誇っています。なお、創業自体は江戸時代末期まで遡る川越の中でも老舗です。
海のない川越は、昔より海産物を江戸に繋がる運河の舟運によってかつお節などの乾物を運び、その優れた保存技術でありながら、旨みが増す乾物を大切にし、製法や保存方法を発展させていった歴史があります。
過去に川越にたくさん存在した専門問屋は今となっては、減少の一途を辿っていますが、中市本店のように本物の味を提供し続ける老舗は今なお、川越と共に歴史を刻み愛されているのです。
中市本店のねこまんまおにぎりは、混雑時は店内に沿って列を作り並ぶのですが、その際に店内の乾物を色々と見ることができますよ♪
鰹節はもちろん、「あご」や「あらめ」と言った普段はあまり見かけない乾物、そしてあのねこまんまおにぎりを家庭で楽しめてしまう「ねこまんまのもと」も売っています。パッケージもかわいいねこまんまのもとは中市本店に立ち寄った記念やお土産として渡しても味はもちろん、話のタネにもなりますよ♪
中市本店で最も有名なのは、かつお節・いわし節の2種類から選べる「ねこまんま焼きおにぎり」ですが、店内の乾物もお土産としておすすめです。
中市本店のかつお節やいわし節を買えば家庭でもあの味に近いものが楽しめるわけですからね。
また、店内には豊富な種類の乾物が並んでいますが、その中でもおすすめをしたいのが「ソフトかつお節」
燻製されたスモークの良い香りとそのままスライスして食べられる程よい固さが特徴で、このソフトかつお節は噛めば噛むほど旨みがじわじわ出てきてとても美味しい!
当然ながら、お酒のお供に相性抜群です!薄目にスライスしてちょこっと醤油やマヨネーズを付けて食べると止まらなくなるほど旨い!
また、かなりのボリュームなのに値段がとてもリーズナブルなのも魅力的です。メディアに注目されていることで、以前よりも買い求めが大変となっていますが、並んでも食べる価値がある!そんな川越を代表する名店の一つなので、観光時はぜひ立ち寄ってみてください♪