蔵造りの町並みは川越最大の観光名所。その名の通り蔵造りのお店が約1kmにわたって並び、江戸時代にタイムスリップをしたかのような錯覚をもつほど、壮大で見事な景色と美味しい物の数々と巡り会えます。
地面がアスファルトでさえなければ、完全に江戸時代な部分が多々あります。また、街並みを歩いていると西洋のモダン建築物などもあり様々な景観を楽しめるのも魅力の一つと言えるでしょう。店舗は老舗の和菓子店から、和雑貨まで様々なジャンルのそれぞれの個性を持ったお店が並びます。
川越は江戸時代より、江戸と川越を結ぶ新河岸川を使う舟運によって交易が盛んに行われていました。江戸との交易で川越は多くの利益と文化や流行などをもたらし繁栄を続けます。
しかしその後の明治26年に川越大火と言われる大火事が発生します。当時の町域で3分の1ほどを焼失してしまう大惨事となりましたが、川越商人達が復興に立ち上がり今の蔵造りの町並みが完成したのです。
蔵造りがあのような重厚な外観となった理由は、過去に江戸との交易によって財源の確保が比較的容易だったことと、耐火に重点を置いた土蔵造りによって現在の外観が出来上がったと言われています。
蔵造りの町並みはとにかく美味しい物がたくさん!究極のおすすめは全店舗しっかりと外観だけでなく内部も見ることですが、そんな時間はないのも事実。それであれば、なにより美味しい物を細かく食べながら町を練り歩いたり、各店舗に存在する雰囲気抜群の休憩処や食事処を利用し、ゆったり小江戸の情緒を楽しんでみてください。