亀屋元町店 | 営業情報 |
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所在地 | 川越市元町2-1-6 |
営業時間 | 10:00~18:00 本店は9:00~18:00 |
HP | 亀屋 |
蔵造りの街並みで、埼玉の各エリアに進出している人気和菓子店「亀屋」に行って来ました。なんと創業は天明3年!西暦にすると1780年代という気の遠くなるような歴史の中で生まれた魅力的な銘菓がたくさんあります。
ちなみに蔵の街並通りには、仲町にある本店とその先に進むとある元町店の2店舗があります。本店の横には山崎美術館があり川越藩御用絵師の「橋本雅邦」の絵画や菓子作りに使われる木型などの美術品が楽しめます。
ちなみに今回伺ったのは元町店の方で、ここでしか買えない限定品である「亀どら」が気になり立ち寄ったのですが、色々美味しそうで食べ歩き用、そしてお土産におすすめしたい品々がたくさんありました!
店内には目移りしてしまうほどの豊富な和菓子が♪季節限定物からさつまいもを使った和菓子まで、見ているだけも楽しい空間でした。
見た目がとにかくかわいい元町店限定販売の「亀どら」。店頭で作っている様子もライブ感覚で伺えて見ているだけでも何だか楽しめますよ♪味は「つぶあん」・「ごまあん」・「さつま芋あん」などがあり、季節によっても限定品がでることがあるようです。
購入したのは川越と言えばの「さつま芋あん」大きさは手の平サイズくらいで、片手で食べられることもあり食べ歩きにはもってこいですね。
封を開けてみると、さっそく柔らかな甘い良い香り。生地には蜂蜜などを入れているようで、頂いてみると香り高い甘さ控えめのふわふわ生地にこれまた、甘すぎない滑らかな芋餡がぎっしり。とても美味しい。
それぞれの素材が味を消しあうことなく、相乗効果で優しい味わいとして、表れているように感じます。亀どらは甘い物があまり好きでない人でも食べやすく美味しいと感じるはずです。
食べ歩き用を探していた時に、もう一つ気になったのがこちらの芋シュー。
さつま芋と紫芋の2種類があり、しっとり生地に濃厚なクリームがベストマッチです♪よく見るとシュー生地が芋の形をしていて細部までこだわりを感じるところが素敵ですね!
冷えたシュークリームは夏場などの暑い時期に食べるとより一層美味しく感じるかもしれませんね。さつま芋は濃厚な芋とカスタードの組み合わせが絶妙♪さつま芋の風味と味から程よいコクを感じることができます。
紫芋は、鮮やかな色合いで見た目にも楽しめます。味はさつま芋より少しあっさり気味で食べやすい印象でしょうか。
亀屋はその歴史と美味しさから、お土産としても喜ばれる和菓子がとても多いです。種類がたくさんありすぎて逆に迷ってしまうかもしれませんが・・・
お土産用に買った和菓子をいれる袋も独特なデザインで素晴らしくないですか?袋のひとつにもその歴史を感じられる様はさすがの一言!
亀屋で最も有名な和菓子で、川越在住の筆者の実家では来客をもてなす際の茶菓子としてよく利用しています。
袋をめくると薄皮の最中が姿を現し、表面にはこれまたかわいい亀の彫刻が刻まれています。種類は「つぶあん」と「こしあん」の2種類がメインで、つぶあんはあっさりした甘さで小豆感が強く、こしあんはねっとりとした食感でかなり甘めながら上品な味わいがします。
特にこしあんはたっぷり甘いので、甘党派の私はこしあんがお気に入り。それにしても、なかのあんこが甘く上品な味わいでお茶などに相性抜群です。
筆者が最近注目しているのが、大判の芋に砂糖と黒ごまが塗された和風スナック感がある「初雁焼」。初雁(はつかり)とは過去に存在した川越城の別名であり、地名としては残っていないながらも、周辺地域には今なおその名残として「初雁」の名称が学校をはじめ至る所に残っています。
この初雁焼きは、芋の美味しさをダイレクトに楽しむことができるのでおすすめ。実はこの初雁焼きは油で揚げたものではなく、薄くスライスした芋に糖蜜を塗って焼き上げたものなのです。
そのため、しつこさがなく砂糖の甘味から噛み進めるごとに感じるお芋風味が心地いいです。パリパリよりやや硬い食感で、断面をみると意外と厚みが残っているので食べごたえがあります。
以上、筆者おすすめの亀屋の和菓子でした。今では亀屋さんも埼玉県の各地に店舗を置くようになったので、川越土産の枠を超えて、埼玉土産へと躍進を続けています。川越の和菓子が有名になるのは川越住民としてもとても嬉しいことですからね♪
もちろん蔵の街並み内では、その味のみならず本店の見事な蔵造りの外観なども、一見の価値があります。観光の際には川越を代表する老舗和菓子店の亀屋に足を運んでみてはいかがでしょうか。